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Readymade Or Glitch(在庫のみ)

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微分化するアンダーグラウンドシーンの強力な変異性因子を紹介する地下レーベル、
Readymade Or Glitch発動!

What is a quite important individuality?

例えばお茶の間のバックグラウンドミュージック。
今シーズンの「リュウコウ」として街中で多く見受けられるファッション。
世代別に取り込まれる言葉やカフェで座ったそのイスのデザイン。
今、衣食住に渡り目の前に常在している実態の集合、すなわちメジャーシーン。
現在を象徴するそのメジャーシーンの表面的構成要素が、かなり希釈された形で
アンダーグラウンドシーンの流行から標本化されている事が多いという事実は
皆さんも幾度となく経験されている事でしょう。

メジャーシーンとアンダーグランドシーンとの関係は一対の単純な構造をとっているわけではなく、
ここ音楽業界においても、お茶の間のバックグラウンドミュージックがメジャーシーンならば
アンダーグラウンドシーンはダンスミュージックが執権であるクラブシーンであり、
形質転換されたサウンドから、幹流に対し半身に構えた姿勢を確認する
オルタナティブロックシーンであったりするわけです。
さらに、そのクラブシーンの中にもいわゆる「メジャー」と「アンダーグラウンド」が存在し、
さらにそのアンダーグラウンドの中にも…、と複雑な入れ子構造を形成しており、
その一つ一つを正確に分類しようとした試みがジャンルの細分化を誘発し、
その細分化は今や微分化として「個人というジャンル」のレベルにまで到達していると言えると思います。

一説によると現在世の中に存在する(あくまで自称)DJの数は世田谷区だけでも一万人以上存在するそうです。
その一人一人がジャンルとして存在するのであれば、
果たしてどのような性質を持ったジャンルが最も重要な意味を持つのでしょうか。

物体は原則として常に安定しようとする性格を持っています。
例えば立体であれば、ここ3次元においては表面に細かい凹凸の無い完全な球体がその形と言えるでしょう。 
これは決して物体に限るものではなく、気圧や水温、人間の心理等のあらゆるエネルギーは
安定化へと向かっているのです。

ここで少し話を戻しましょう。
メジャーシーンというのは、言わば多くの人々が安心して便乗出来るよう、
その性質がある程度安定した形状に変化したものの集合体です。 
これが単純な物質であれば、ひたすらにそれぞれの持つ理想的な安定形へと進んで行き、
いずれ完成した安定形は理論上永遠にその形を崩す事はありません。
しかしながら、人間の心理は複雑な構造(非構造)と持っているようです。
ほぼ完全な安定形というのは、その進行が進めば進む程先にも述べた通り
ほとんど凹凸が無くなり、刺激(摩擦によって生まれる触感)というものが無くなっていきます。 
刺激を感じなくなった人間の心理は「飽き」というストレス状態に陥り、新たな刺激を求め出します。 
その最初の刺激を生み出す小さな内発的、又は外発的エネルギーが
メジャーシーンの変化にとって非常に重要な要素であり、微分化されたジャンル=個人は
小さなエネルギーそのものになり得る重要な関係性を持っていると思います。

「既製品」と「小さなエラー」

現在、あらゆる芸術的要素を内包したシーンで「シーンのマンネリ化」が問題として取り上げられていますが、
ここクラブシーンにおいてもその状況に違いはありません。 
−昨今のディスコリバイバルやアシッド再評価は、
もはやオリジナルシーンの最小公倍数をもって「既製品化」しており、新しくない− 
というのがその大意なのでしょうが、実際にそれぞれのシーンにおける今のメジャーを
新鮮な刺激を持って楽しんでいるのは、
オリジナルシーンを体験していない若い世代だけでは決して無いというのが現実です。 
既製品というのは正にその物が持つ一つの安定形。 
摩擦抵抗を失ったはずの安定形にそのような現象が起るのは、
視点の移動により誘発された小さなエラーを見出し、
エネルギーによる摩擦を楽しんでいるからだとは考えられないでしょうか。 
そのエネルギーが先に述べた重要な要素であるならば、
小さなエラーこそが最も重要なキッカケだと言えると思います。
この小さなエラーは「グリッチ(Glitch)」と呼ばれ、現在あらゆるシーンで最も注目されている物の一つです。
そこで、視点の移動によるグリッチの誘発が、デュシャンによる「レディメイド(Readymade)」に内包される考えると、
シーンを動かす最も重要なキーワードは、この「レディメイド」と「グリッチ」の二つだと考えました。

Readymade Or Glith

世の中には本当に沢山のグッドミュージックが存在しますが、
Readymade Or Glitchでは単純なグッドミュージックだというだけでは紹介しません。
安定化したシーンを変形させる大きな可能性を持ったグリッチと、
そのグリッチを引き起こす重要な原因であるレディメイドをテーマに
DJ Mix-CDを中心として音源を紹介して行くレーベルです。

Readymade Or Glitch Catalog


DJ Awano / Standzing Room Only 007 (RMOG-000001)

 



Catalogue
DJ Awano/Standing Room Only 007(Readymade Or Glitch)ジャケ画像 RMOG-000001
DJ Awano/Standing Room Only 007
Readymade Or Glitch第一弾は、二年程前にも当店でご紹介した、DJ Awano氏によるstruggle for pride、Universal Indiann等とともに行っているパーティ、 Mind Gorillaaa!!!で録音されたライブ・ミックスCD。
現在自ら所属するパーティー、Mind Gorillaaa!!!を中心に多方面で活動。 年々注目を集めてきている彼のミックスワークは、カルトなディスコや初期Hi-NRGサウンド、Prince Thomas辺りの現代らしい選曲を中心とながらも彼らしい妙に捻じ曲がったポップ精神と確信的ミックステクニック、ブギーサウンドに対する敬愛が、独特のネジレ空間を生みだしている。 ここで聴けるのはダブピッチな音源にありがちな無重力空間の夢中遊泳ではなく弱引力下でのパラレルワールド体験だ。 途中針飛びの事故にも見舞われるが、曲がシフトして行く瞬間に生まれる空間のネジレが聴き慣れたはずの定番ガラージクラシックスさえも完全にレディメイド化している。 素晴らしい作品です。 (WAX=KOGA)
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